2021年9月11日

鹿児島から沖縄(735km)フェリーの旅(その4)

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4日目:

早朝5時に波之上丸が入港し5時50分に出港して行きました。部屋からの撮影です。

今日は一日北部を中心に観光と釣りです。

竜宮伝説発祥の地・奄美笠利の「夢を叶えるカメさん像」

【笠利崎灯台】奄美、笠利町では古来より海の彼方には恵をもたらす神の国(竜宮)があり、

そこから人々に幸福がもたらされると信じられた。このニライカナイ伝説が、

日本中に知れ渡ったとか。亀は龍宮の使いで、カメさんに触れると夢が叶うとか。

もちろん私も念入りにお願いしました。

5日目:A lineフェリーあけぼので奄美・名瀬港から那覇港へ

朝4時起床、4時半タクシーで港へ向かいます。そして鹿児島でしたと同じように

手続き発券し5時に入港してきた“フェリーあけぼの”に乗船です。

下船してきたのは高校野球球児たちとその関係者たちで、

朝早くなのに家族が大勢迎えに来ていました。

本当に鹿児島‐奄美間は生活航路です。

さあ、ここから、那覇入港の夕方7時までの約11時間が船キチにとっては

最も多忙な時間となります。

以下の表は名瀬から那覇着迄の寄港予定です。

そうなのです、まずは出港風景そして朝食、亀徳入出港、和泊入出港で昼食、

その後与論入出港と本部入出港そして最後が那覇入港と続きますので

忙しい時間を迎えるのです。

名瀬出港から天気は晴れ波もなく穏やかな航海です

亀徳港(徳之島)鹿児島市の南南西約468km、沖縄本島の北北東約257kmに位置する

和泊港(沖永良部島)九州本島から南へ552km、沖縄本島から北へ約60km、

西郷2度目の流刑地

船内昼食はカレー

この辺まで来るともう真夏の海です

与論港(与論島)鹿児島県最南端の島。奄美群島の内で最も沖縄県に近い位置にあり、

南西約23km沖に、沖縄本島最北端の辺戸岬(へどみさき)があり、

西方約40km沖には伊平屋島があり、伊是名島も見える。

本部(沖縄)

那覇入港は予定通り夕刻の7時でした

6日目那覇空港から飛行機で帰るとき見えた寄港した島々の写真です。

きれいですね。

この航路の特徴

この航路は台風銀座と呼ばれる外洋でもあり、気象海象、及び寄港する港湾の状況で

過去幾度となく遅延、抜港、変更や運航中止が起こっています。

過去にも幾度となく以下のような変更がありました。

 与論島   :天候・海象によって寄港できずを抜港。

沖永良部島:通常の和泊ではなく伊延港に寄港

徳之島   :通常の亀徳ではなく平土野港に寄港

2021年9月9日

鹿児島から沖縄(735km)フェリーの旅(その3)

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3日目:

喜界島・(湾港)入港 左舷付け

まだ夜が明けきらない翌朝の4時30分に喜界島の湾港に入港です。

島は奄美大島の東に位置し、周囲50kmの平坦な島です。

調べるとサンゴを起源とする石灰岩で出来ている島でフィリピン海プレートの

潜り込みによって約12万年前に海底から島として現れた。

そして、今も年間約2mmで隆起を続けているとか。

そして奄美群島では与論島、沖永良部島と並んでハブがいない島だそうです。

改めて知った生活航路。

入港してから出港するまでの30分間ずーと見学していて

本船は喜界島に寄港する貴重な船便という事が分かりました。

鹿児島からは食料品、生活用品、建材とあらゆるものが船首部からはクレーンで、

そしてランプウエーからは3台の大型ホークリフトコンテナー荷物が

休みなく運び出されていきます。

尚、客船の寄港実績を調べてみると2015年にはぱしふぃっくびいなすが(接岸)初寄港

していました。

出港時には夜が明け始めていました。

奄美大島 名瀬07:00入港 左舷付け 

あわただしく下船準備をします。鍵は返して乗船券を受け取ります。

写真でお分かりのように大変なのがスーツケースを持ってのタラップ乗下船でした。

今回は釣り道具等を持ってきたので仕方がなかったのですが。

とにかく奄美大島の7月は梅雨も明けて天気でした。

下船して直ぐにしたこと:

ターミナル出口で予約していたトヨタレンタカーの迎えの車に乗ってオフイスへ行きました。

この時点から思いスーツケース持ち運びする悩みも解消されました。

さあ、加計呂麻島に向かいます。そうですあの“男はつらいよ寅次郎、紅の花”の

ロケ現場に行ったのです。

名瀬港からは1時間と少々で瀬戸内町の古仁屋に到着です。

ここからかけろまフェリーで島に渡ります。着いたところが瀬相(港)。

映画では、この港の波止場でぼんやりしていた満男をリリーはあわれに思って車に乗せたのです。

途中のマングローブ林

かけろまフェリー

瀬相港の記念版

諸鈍のデイゴ並木とリリーの家に向かいます。思いだします映画のあのシーン

そして最後にスリ浜に向かいます。

ここではリリーと満男のやり取りが、結局りりーの家に向かうのです

そして、泉(後藤久美子)が満男の真意を確かめるために奄美にやってきて

満男との海岸でのシーン、これがスリ浜です。

来てみて始めたあの映画を実感としてとらえることが出来ました。

感激です。それにしても、不便で大変。ここまで来るのが。

道は狭く、訳が分からない県道以下なので運転も大変でした。

撮影の苦労も良く分かりました。

忘れていました、瀬戸内町はクロマグロ養殖日本一の町だそうで、

加計呂麻島とのフェリーはTV番組の“72時間”や出川の“充電させてもらえませんか“の

奄美大島”縦断の旅で黒マグロ入り海鮮丼を食べ加計呂麻島が素晴らしいと聞き、

フェリーで島へ行き映画『男はつらいよ』で撮影に使用された「リリーの家」を

見学していました。

名瀬市に戻ると午後4時過ぎにホテルにチェックイン、

ホテルの部屋からは港が見渡せるのです。

今日はここまで。

4日目に続きます・・・。

2021年9月7日

鹿児島から沖縄(735km)フェリーの旅(その2)

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今回乗船した“フェリーあまみ”の紹介。

フェリーあまみ 奄美海運:マルエーフェリー系列会社)【鹿児島‐奄美・名瀬 間】

総トン数:2,942トン 旅客:243名 全長112mx吃水5.12mx幅17.80m

速力:20.5ノット 主機:8,250馬力 x 2基 10Fコンテナ50個 トラック18台 乗用車24台

三菱重工業下関造所建造で2006年3月就航

客室と定員等

1等                 2名×2R  4名         ツインベッド・シャワー・トイレ・TV

2等(寝台A)            6名×3R  18名       2段ベッド4名・ソファーベッド2名・TV

2等(寝台B)            8名×4R  32名       2段ベッド8名

2等         5R           189名        マット・毛布・枕

今回は1等に乗船しました。

北埠頭の“フェリーあまみ“

乗船券カウンター

 

1等キャビン  左舷方向です

船首方向です

アメニティはタオル、バスタオル、石鹸、歯ブラシセットのみ。

シャワーでバスタブはありませんが湯量は十分です

レストランの様子です。

自販機 お茶、湯、電子レンジは備えてありました。

この航路の特徴

何と言っても鹿児島出港時の洋上からの景色が一番です。

そして、明朝起きれば奄美大島という楽ちん航路です。

しかしながら以下の点も忘れてはいけません。それは途中でトカラ列島を縦断することです。

そこには過去に一文明圏を終焉させる規模の超巨大噴火を起こした鬼界カルデラ

そして今年4月にも発生した群発地震火山の爆発つまり世界でも有数の火山列島の近くを

航行することです。また、それは「トカラの法則」と言われる「首都直下地震」や

「南海トラフ巨大地震」の前触れにもなっているのです。実は乗船前にも諏訪之瀬島が

噴火しています。

乗船後あわただしく過ごしていると、もう出港の時間です。

甲板に張り付いて出港風景を楽しみます。

開聞岳を過ぎるといよいよ太平洋に出て揺れてくるはずです。

3日目に続く・・・。

 

2021年9月5日

鹿児島から沖縄(735km)フェリーの旅

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1日目:鹿児島空港に降り立ったところから旅は始まりました。幸い天気は晴れです。

私の旅の始めはいつも神社への参拝からなので、空港からタクシーで隼人に在る

鹿児島神宮へ、そして参拝後は隼人駅から鹿児島中央駅までJRの特急で向かいました。

鹿児島神宮

途中、列車の中から見えた桜島

鹿児島中央駅に着くと中央出口から地下道を通ってバスセンターへ、

そこから送迎バス(無料)で今夜のお宿であ城山ホテルへ向かいます。

部屋からは桜島がきれいに眺められて最高です。

でも、このホテルを選んだのはもう一つの理由がそれは、

桜島を見渡せる大浴場と露天風呂です。

ただ、写真の掲載は出来ませんのでご想像にお任せしますが大満足です。

ホテルの送迎バス(無料)

部屋からの眺め

2日目:ゆっくり起床、8時前に素晴らしい朝食、そして幸いにも7月1日から再開したと聞き

鶴嶺神社、仙厳園、尚古集成館へ行き、ホテルに戻ってレイトチェックアウト。

午後3時過ぎに北埠頭旅客ターミナルへ向かいます。

北埠頭:鹿児島から奄美・沖縄航路は船によって鹿児島港の3つの異なった埠頭から出港します。

  • “フェリー十島2”は南埠頭(水族館ある埠頭です)
  • 奄美海運は北埠頭(種子島、屋久島行き高速船乗り場の近くです)
  • 大型のマルエーフェリーとマリックスラインは鹿児島新港・沖縄フェリーターミナルと離れています。

なので乗船場所にご注意ください、今回の旅は“フェリーあまみ”なので❷の北ふ頭から

夕方の5時半出港となります。

そして、奄美海運とマルエーフェリーは系列企業で船体を見る限り同じデザインです

予約等は各々別ですからこの点もご注意ください。

また、乗船にはお電話でのご予約が必要です。

鹿児島北埠頭  左舷付け

バスで行くことも考えましたが便数が極端に少ない上に荷物もあるのでタクシーで向かいます。

【乗船】最初に体温測定、そして消毒後乗船申込書に必要事項を記入、提出、運賃の支払い。

乗船券をもらったら出港時間の30前ごろから乗船が始まります。

個室を利用の先客は乗船後インフォーメイションで乗船券と引き換えに鍵を受け取ります

なお乗船券は、下船時に回収されますので、それまで保管します。

つまり私のように個室を利用するとまずは乗船券をインフォーメイションで鍵と交換、下船前に

鍵を乗船券に交換し、下船時に回収されるのです。

なお、各船キャビンの設備は以下の通りです。

なぜ今回は奄美海運の“フェリーあまみ”を利用したの。

奄美航路にはマルエーフェリー8,000トンマリックスラインの5000トンと全て

大型フェリーです。

他方、乗船する“フェリーあまみ”は2,900トン小型です。

ではなぜ?このフェリーを利用したのか?

誰しもがもつ疑問です。答えは、船キチだからです。

  • 鹿児島〜名瀬間での“フェリーあまみ”利用客が少ない。
  • 天文館近くの北ふ頭出港で喜界島の早町港に寄港する
  • 鹿児島出港が本船は大型船より30分早い5時半なのに奄美入港は朝7時と2時間遅いのです。

つまり、天気にもよりますが明るいうちに桜島、長崎鼻、開聞岳、19時頃佐多岬の景色を

眺めることが出来ます。

そして、名瀬着時間ですが大型船だと朝5時に入港し下船では日の出5時半頃なので

早すぎるのです。

つまり、明るいうちに鹿児島湾を出港し、明朝明るくなってから名瀬入港下船出来る上に、

喜界島へも寄港(明朝4時半入港・出港が5時で真っ暗な時間帯ですが)。

そして船が小さいので揺れやすいことから、船旅に慣れた人つまり船キチにピッタリの航路なのです。

勿論、サービスに関しては、大型船に見劣りします

例えばパブリックスペースは、レストランはありますが最小限になっていて、

売店は無く必要なものは事前に購入して置く必要があります。

本船には大浴場はなくシャワールームのみになっています。

ところで、次回鹿児島から大型船に乗るなら・・・、

マリックスラインの新造船クイーンコーラルクロス」も一考かも。

マリックスラインが「クイーンコーラル8」(4,945総トン、1999年9月就航)の代替船として、

現在 全長約145m、幅24m、旅客定員:655 人車両搭載能力:トラック約 30 台(12m)、

乗用車約 44 台主機関出力:12,000kW×1基

速力:約 21.0ノットの新造船を内海造船にて建造中2021年11月20日(土)鹿児島発予定

なっていますから楽しみですね。

2021/06/28マリックスラインは26日、内海造船瀬戸田工場で新造船の命名・進水式を開催した。

次回に続く・・・。

2021年5月8日

太平洋フェリー“きそ” + シルバーフェリー航海記(その3)

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太平洋フェリー“きそ”を下船後、苫小牧駅には12時前到着、

予約していたホテルに向かいます。

というのも、折り返し苫小牧港発八戸行のシルバーフェリーの出港時刻は

深夜24時で今から12時間もあります。

そこでホテルに荷物等を預け市内観光そしてホテルでゆっくりと温泉と夕食を楽しんでから

フェリー乗り場にタクシーで向かうことにしたのでした。

人影少なく寂しい感じの苫小牧駅前と内部です(写真上)

22:00 ホテルチェックアウトしタクシーで再びフェリーターミナルへ

23:00から乗船開始です。

キャビンは特等です!

テーブルと冷蔵庫

アメニティも一通り揃っています。

浴衣もあります。 ベッドには消毒済みの案内が置かれています。

既にホテルで温泉に浸かり、豪華な夕食も頂いていますので本船では寝るだけです。

明朝は07:00入港ですから早く起きないと、では皆さん“おやすみなさい”

第4日目 :八戸 07:00 入港 下船

今朝も河童を歓迎してか穏やかな海でした

八戸港・入港、接岸です

ターミナルからバスで本八戸駅に向かいます。

今度は本八戸駅から鮫駅に、そしてワンコインバス、ウミネコ号に乗って

蕪嶋海浜公園に向かいます。

ここは、あのウミネコの繁殖地で有名な蕪島(かぶしま)そして蕪島神社参拝に行きました。

この季節、丁度産卵期で、足元でもギャー、ギャーと本当にうるさいのですが

なぜか幸せな気持ちになります。

この神社は商売繁盛の守り神で「蕪(かぶ)」と「株」が同じ読みであることから、

「かぶ」が上がるご利益があるといわれているからです。

とにかく参拝です。もちろん御朱印も頂きました。

さて、旅もほぼ終わりが近づいてきましたが、皆さん、

鮫駅に行く八戸線ですが単線で、電車の本数が少ないのでご留意くださいね。

鮫駅と本八戸間のJR時刻表で調べると、8時台、9時台は1時間に1本、10時台はゼロ、

11時台に2本、そして12時台に1本しかありません。

私も、駅で長く待たされました。

しかも電車の乗り降りも要注意です。

① 本八戸駅では自動ですべてのドアが今はコロナ禍なので開閉します。
② 鮫駅では2両連結の一番目の運転手に近いドアーからしか降車できません。

ドアの前で待っていても、ボタンを押しても開かないので焦っていると

スピーカーから一番先頭のドアからの降車を案内されました。

本八戸乗車時に“今はコロナ禍なので自動開閉します”というポスターが張られていたので、

先ずは何もせずにドアの前で待っていたのですが、それは本八戸のような

大きな駅だけの話みたいです。

そして、今度は本八戸に戻る時のことです

③ 蕪島から海沿いに歩いて観光し一つ手前の白銀駅から本八戸に戻ろうとしたのですが

駅にたどり着くのがむつかしいのです。

「ええ、こんな狭い道を右折して侵入していくの?」本当です。
④ しかも無人駅です。ここでは最後尾のドアーから乗車して、バスのように乗車券を抜き取ります。
⑤ 本八戸駅ではすべて自動開閉して、改札口で精算します。

“郷に入っては郷にしたがえ”と言いますが、さすがに混乱しました.。電車に乗るだけなのに大変。

本八戸駅から、八戸駅へ、新幹線に乗り換えて新青森駅、そこで再度在来線に乗り換え青森駅へ

青森到着。

まずはホテルにチェックインです。

そして海の神、航海安全の神として知られる善知鳥神社参拝です。

第5日目:青森空港から帰途につきます

12時ホテルチェックアウト 青森駅前からバスで」空港へ向かいます。

写真の矢印は積雪時の道路案内指標です

空港に到着。

今回の合計47時間の乗船のおかげで、海、船、海神の力を一杯頂くことが出来て河童は、

何とかクルーズ再開まで行き流れ得ることが出来そうです。

 

2021年5月7日

太平洋フェリー“きそ” + シルバーフェリー航海記(その2)

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【御船印】帳の購入

乗船前には地元の鎮守様にお参りするのを常としています。その折に神社の御朱印を

収集しています。そこに今回、御朱印ならぬ「御船印」が

2021年4月1日より開始されたとのを知り船内で購入しました。

しかし、御朱印を収集している私にしてみれば、

御朱印の起源は、寺社へ写経を納めた(納経)際の受付印だと言われていて、

参拝した証として頂くのですが御船印は、乗船した証以外の何でもありません、

ありがたさが感じることが出来ませんでした。あくまで販売商品(お土産)の範疇です。

しかも、シルバーフェリーは、その会に入っていないのですから片落ちです。

そこで頭を切り替えて乗船印を押す書面として利用することにしました。

食事編:名古屋、苫小牧間で5回の食事が付いていました。

毎回ビュッフェ形式ですがメニューにも変化があっておいしく頂きました。

そうです、私は、おいしかったので毎食カレーライスも食べておりました(笑)

「クルーズ船と違ってデイナーもフルコースでは有りませんが、

ビュッフェスタイルで毎食メニューを変えていて味も満足がいくものでした。

第2日目: 仙台16:40入港/19:40出港

平穏な航海で最高でした。

これこそ、船旅の醍醐味何もせずにボーと海を眺めているだけで河童は生き返ります。

キャビンから撮影(下の写真)

最も好きな航跡(下の写真)

ところで、夕刻仙台帰港時には一時上陸が来ます。

希望者は前日に仙台一時上陸申請書に記入してインフォーメーションデスクに

提出しておく必要があります。

仙台一時上陸:仙台港です。

多賀城イオンモールに行く途中の陸橋に東日本大震災の津波の高さ表示が
ありました。そして思い出されました。

この付近の光景もビデオで見たような。大変でしたね。胸が詰まります。

接岸中の【きそ】

第3日目: 苫小牧 11:00 入港及び下船

山頂付近に雪を抱いた美しい樽前山が見えます。

苫小牧から乗船予定のシルバーフェリーと出会いました

王子製紙の工場と煙突、そして市内の風景です

トヨタの工場があるので自動車専用船が並んで停泊しています。

後ろには商船三井フェリーが接岸していました

苫小牧港から11:30発のバスで苫小牧駅に移動。

「きそ」での船旅はこれで終わり、シルバーフェリーに続きます・・・。

 

2021年5月5日

太平洋フェリー“きそ” + シルバーフェリー航海記(その1)

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外国船のクルーズは未だ日本でいつ再開されるか見通しがついていない状況下、

わずかな希望をもっていた日本船のクルーズだが先日も、「飛鳥Ⅱ」で

船客が感染確認されクルーズが中止になり横浜へ帰港。

すると、その余波を受けて「にっぽん丸」もクルーズを取りやめたとのニュースが

入ってきました。

クルーズ再開を待ち望んでいる“陸に上がった河童”の私。

COVID-19禍でクルーズに行けない期間が既に1年以上!

我慢、我慢が連続の日々が続く。

もはや頭の皿が乾く状態で“瀕死の河童”となっていました。

クルーズを楽しむことはもう少し先になりそうなので、

クルーズとは異なるが、同じく船での旅ということでフェリー旅に目をつけた。

太平洋フェリー【きそ】で名古屋~仙台~苫小牧間(航路距離:1,330km)40時間の

船旅に決定。

これに、苫小牧~八戸間(航路距離:242km)をシルバーフェリー【シルバーティアラ】

7時間の船旅を加えてみた。

主な旅程は以下のような感じです。

1日目:新幹線で名古屋まで移動。

昼過ぎ名古屋着後在来線に乗り継ぎJR”熱田駅”熱田神宮参拝

名鉄”神宮前”->名鉄名古屋駅・名鉄バスセンターに移動

名鉄バスセンター17:20発->名古屋港フェリーターミナル18:00着

太平洋フェリー”きそ”チェックイン・乗船19:00名古屋出港

2日目:航海日だが夕刻の短時間 仙台16:40入港/19:40出港ここで、仙台一時上陸

3日目:11:00苫小牧下船 バスで苫小牧駅へ移動 ホテルチェックイン後市内観光

22:00ホテルチェックアウト(タクシー)フェリーターミナルへ移動、24:00苫小牧港出港

4日目:07:00八戸下船

シャトルバスで本八戸駅まで、市内観光後JR新幹線で青森へ移動、市内観光後青森泊

5日目:昼前青森空港へ移動 空路帰途につきます

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【きそ】及び【シルバーティアラ】の航海は、既に少なからず報告されているので

船内の様子等の一般的な乗船内容は略して、出来る限り旅としての角度からの報告にしました。

第1日目 名古屋→熱田神宮→名鉄名古屋バスセンタ→フェリーターミナル→乗船

上り新幹線の14号車の指定席チケットを購入。

14号車にしたのは、名古屋駅で混雑している場所を避けるためにJR東海道線に乗り換えて

“熱田”神宮駅に行くのに便利だからで以下の写真のように混雑なく神宮迄行くことが出来ました。

コロナ禍でなければ、新幹線から普通なら名鉄に移動し、そこで荷物を預けて、

名鉄で“熱田神宮駅”まで移動する。

そうすれば、熱田神宮で参拝後も名鉄で名古屋まで戻って荷物をピックアップすれば、

荷物を持って移動する距離も短くでき、フェリーターミナル行のバスが出ている

名鉄バスセンターもすぐです。

上の写真はJR熱田駅から熱田神宮に向かう道筋

上の写真は熱田神宮内の境内

今回の航海の安全を祈願しました。すがすがしい気分で

名古屋フェリーターミナルへ向かえます。

フェリーターミナル行のバスは17:20発です。(上の写真)

料金は520円で18:00前にターミナル到着しました。

【きそ】の要目
三菱重工業下関造船所で2005年1月に引き渡された総トン数15,795トン、

全長199.90mx 全幅27.00mのフェリーです。

主機関はMAN9L58/64(L型9気筒)×2に4翅可変ピッチプロペラ2軸2舵を

装備しています。

他にはバウスラスタ×2、スタンスラスタ×1で最大出力は32,200馬力、

最大速力26.55ノット、航続距離は6,000海里、旅客定員768名、乗組員78名、

車両搭載数トラック174台、普通乗用車113台となっています。

【本船のスイートキャビン】は、計4室のみ
・ロイヤルスイートルーム – 6デッキ1室
・スイートルーム     – 6デッキ1室
・セミスイートルーム   - 6デッキ2室

今回予約したキャビンはセミスイートルーム運賃の中に5回分の食事代が含まれています。

キャビンは以下の写真で分かるようにクルーズ船のペントハウススイート並みです。

【キャビンのコメント】

◎風呂に浸かりながら船首部分の景色が見渡せるという河童にとっては夢のような体験でした。

〇風呂とトイレも別々でコロナ禍でも安心です。

〇キャビンの広さは多分32㎡程度あるので荷物を広げても充分余裕のあるキャビンです。

〇アメニティもドリップコーヒー、テイ、お茶、浴衣、スリッパ、ドライヤー、シャンプー、

コンディショナー、薬用泡ソープと用意されて40時間の航海でも快適に過ごすことかができました。

xただし、船首部という事もあってか振動と音に関しては少し難がありました。

長くなってきたので、次回に続きます・・・。

 

 

 

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