スタープリンセス南米クルーズ航海記(ホーン岬)
ホーン岬通過
天気も晴れて幸運でした!
普通ならここは波も高く、風も強くにわか雨が降るところです。
南緯55度を超えて、いよいよケープホーンを周回します。
とは言っても、約1時間かけて最南端の島影、灯台などを見るだけですが
16階のデッキには人で一杯です。
ホーン岬通過
天気も晴れて幸運でした!
普通ならここは波も高く、風も強くにわか雨が降るところです。
南緯55度を超えて、いよいよケープホーンを周回します。
とは言っても、約1時間かけて最南端の島影、灯台などを見るだけですが
16階のデッキには人で一杯です。
12月26日、朝7時半起きてカーテンを開けると圧巻の景色。
ビーグル海峡だ。南緯55度で気温5度です。
両側に見える山々にはこれまでとは違う量の積雪、そして氷河が見える。
ウシュアイアのパイロット乗船地点の9時半過ぎまでこの景色が続く。
まるでスイスのような街並みです。
12時入港しました。通常にわか雨対策必要と言われる風が吹いているこのですが、
珍しく晴天で風もなく、最高の観光日和!
ウシュアイアは、ほぼ南緯55度に位置し日本の近くで言えばサハリンの北端に相当します。
ブエノスアイレスから3250キロ、南極まで1000キロ、東京まで17,017kmで南半球 最南端の町、
南極に一番近い町です。
着岸しているスタープリンセス。
スタープリンセスの隣にいるのはNCLクルーズのノルウェジャンサンです。
“世界の果て博物館”は休みでした。残念。
ここてゃとにかくカワイイ町です。
エビータの銅像がありました。
そしてバス停の名前も“エビータ”です。
南緯53度を越えて、山には雪が積もっています。
沖に投錨停泊した本船から見たプンタアレナスの町並みはこぎれい
でかわいいと言う印象。
遠くに小型のヨットタイプのクルーズ船とNCLのノルエイジャンサン号が入港していました。
結局、本船は6時過ぎに入港、7時半にウシュアイア向けに出港となりました。
気温はついに1桁の8度。
水道を通過中は丁度北海道の知床半島のように山から流れ落ちる滝が無数。
景色は最高。
部屋が最後尾で両サイドが見渡せることもあり寒い中バスローブを着込んで、
4階のインターナショナルカフェーからカフェラテ、アールグレイテイ、ホットチョコなどを
クロワッサンサンドとともにトレイに載せて部屋に持ち帰り、
景色を見逃すまいと椅子を外に向けて見ながらの飲食。
ペンギンの集団
ぺんぎんの集団
オタリアの群れ
その甲斐あって、ペンギン、オタリア、鳥たちが群がる岩礁の撮影にも成功した。
ちなみにオタリアとは南アメリカ沿岸部に分布している大型のアシカの事を言います。
ところが、3時半過ぎブリッジからのアナウンスで4時以降大洋航海へ戻るので
波高8m以上を予想しているとの案内。
もはや慣れたもので、飛び出すチェストには紙をかまして、
動くとカシャカシャトうるさいハンガーは横にどけ、花瓶はバスタブの中へ、
そして、机の上のカメラなどはタオルを敷いた上に移動。
準備揺れが終わったら、アナウンス通り揺れだした。
我々は、ベッドに入り過ごす。
揺れはさらに大きく激しくなった。
5時半過ぎキャプテンより緊急アナウンス。
結論として安全のため航路の変更と速力を大きく減速するとのこと。
これに伴い、明日のプンタアレナスは寄港するもののチリ―最終港としてのイミグレーション作業のみ。
したがって、上陸できないと。
ショア―イクスカーション等はすべてキャンセルとなり自動的に返金処理されるとのこと。
今晩はクリスマスキャロルが予定されているが????
多分、夕食も……パス??。
ひどいプレゼントだと船客たちは思っているかもしれません!?
我々?意外なことに明日のショア―イクスカーションも申し込んでいなかったし
出たとこ勝負と思っていたのであっけらかんとしております。
朝、朝食後9時50分“乗っていた船客の一人が緊急に陸の病院に搬送の必要があり
チリ海軍ヘリコプターを要請中。
このため”船客のベランダ、甲板へ出ること、 写真撮影等
すべてのヘリ操縦に影響を与える行為一切をこの間禁止します。とのアナウンスがありました。
12時前 再度キャプテンよりその後の状況説明
ヘリコプターの件は先客があり出動中にて、4時間以上必要とのことで、
50マイル離れたチリ―海軍の艦艇にレスキューをされることになった。
本船はこれより 6機のエンジンをフルに回して全速力で艦艇とのランデブーポイントに向かう。
現在2時間後を予定している。
これによる今後の本船予定は未定。
結局、午後3時ごろ所定の場所に到着し、
本船のテンダーボートを下し患者を小型巡視船らしき船に搬送3時半終了。
急患搬送
急患搬送
本船は合計7時間のロスを取り戻すために、ほぼ全速力の20ノットでプンタアレナスに向かう。
夕食後、夜10時ごろから船の揺れがひどくなりだした。
甲板への出口は閉鎖されました。
バルパライソの街の風景写真です。
ケーキ屋さん
青空美術館
バルパライソカテドラル
フニクラ
中央市場
窓を開けてびっくり、ベランダ越しに見えるのはドイツの大型コンテナー船尾が目の前、
しかも荷役をにぎやかにやっていた。
とりあえず、いつも通り朝食を食べ、今回は16階に上がり本船を1周して周囲の状況を確認。
そして、地図と照らし合わせて本日の予定を考えた。
前港での経験から下船するまで本船主催のショア―イクスカーションには参加せずに、
行き当たりばったりで個人責任で動くと決めていた。
メトロ海岸に沿って走っています。
海岸のターミナル出口を出るとすぐにメトロ(電車)のバロン駅、
踏切を超え道路を横断するとそこは市内です。
道端に露店がびっしり、そして例のストリートドッグがたむろしているので
注意をしながら歩きます。
どこにでも犬がいて、歩くときは足下に気をつけて歩いてくださいね。
最初のラ・セバスティアーナ行のフニクラ(ケーブルカー)、この乗り場がわかりにくい。
わずか1m幅の細い通路そこが入口。
進むと奥に回転式入口に門番が立っている。1ドル(約、700ペソ)で500ペソのお釣り、
つまり一人100ペソ。最大6名までの小さなフニクラであっという間に上に到着。
そこから徒歩で上り“青空美術館”と“ノーベル文学者の住居を利用した博物館にいきました。
バルパライソの風景
チリのコキンボに入港。
本当なら接岸するのだが、3か月前の大地震で桟橋が壊れ修理中なので
沖で投錨 テンダーボートになりました。
日曜日はほとんどの店が閉まっているとの情報などにより朝食をゆっくりと
サバチ-二レストランで朝食をいただき、10時過ぎにテンダーボートに出発。
朝の温度15.3度だったので防寒着を着て出かけた。
上陸する前に見た光景は間違いなく津波が壊した岸壁や沈没船。
あとで聞いたところによると昨日もマグニチュード6.5程度の地震があったらしい。
11時なのにもう船に帰ろうとする人たち、しかもTシャツ程度のお土産しかもっていない、
聞くと15分ほど歩いた先に仮設のテントで販売をしているとか。
そこで、急きょ港の門前でラ・セレナ観光兼ショッピングツアーを販売していた
お姉さんのツアーに25ドルで参加した。
結局マイクロバス1杯になるまで約40分 待たされたが料金は20ドルに下がった。
実は、この隣の町ラ・セレナへのツアーが大正解。
というのも本船募集の分は70US$なのに時間が3時間のみ、
また自分でタクシー を手配だと片道US$20。
壊れた岸壁と沈没船
ピスコ(ペルー)朝7時半入港、気温は20度まで下がっていました。
ここで全くペルーの別の顔をることになった。
昨日までのカヤオ港は首都リマの港、丁度東京の横浜港の位置付けで少し古めかしい商業港でしたが、
朝、ベランダに出て、ここは一気に中東の港に入港したのかと驚いた。
沖にはLNGのリグ、海岸ちかくにはLNGタンクや積み出し設備、
陸は海岸まで伸び た一面の砂漠の丘があります。
町そのものは漁村だったのがこれから観光ビーチに変えようとしている小さな町そのもので
モールどころかスーパーマーケットすら1軒もなかった。
あるのは小さなホテル、海辺に沿ったオープンテラスのレストラン、それにお土産物屋台に
ここから高速船で行ける観光ツアーデスク。
ビーチには、カモメが群らがっていて、そこにペリカンがいる。
砂浜にはアオサ多くて決して美しいとも、泳げるとも言えない。
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