スタープリンセス南米クルーズ航海記(非情なクリスマスプレゼント)
気温はついに1桁の8度。
水道を通過中は丁度北海道の知床半島のように山から流れ落ちる滝が無数。
景色は最高。
部屋が最後尾で両サイドが見渡せることもあり寒い中バスローブを着込んで、
4階のインターナショナルカフェーからカフェラテ、アールグレイテイ、ホットチョコなどを
クロワッサンサンドとともにトレイに載せて部屋に持ち帰り、
景色を見逃すまいと椅子を外に向けて見ながらの飲食。
ペンギンの集団
ぺんぎんの集団
オタリアの群れ
その甲斐あって、ペンギン、オタリア、鳥たちが群がる岩礁の撮影にも成功した。
ちなみにオタリアとは南アメリカ沿岸部に分布している大型のアシカの事を言います。
ところが、3時半過ぎブリッジからのアナウンスで4時以降大洋航海へ戻るので
波高8m以上を予想しているとの案内。
もはや慣れたもので、飛び出すチェストには紙をかまして、
動くとカシャカシャトうるさいハンガーは横にどけ、花瓶はバスタブの中へ、
そして、机の上のカメラなどはタオルを敷いた上に移動。
準備揺れが終わったら、アナウンス通り揺れだした。
我々は、ベッドに入り過ごす。
揺れはさらに大きく激しくなった。
5時半過ぎキャプテンより緊急アナウンス。
結論として安全のため航路の変更と速力を大きく減速するとのこと。
これに伴い、明日のプンタアレナスは寄港するもののチリ―最終港としてのイミグレーション作業のみ。
したがって、上陸できないと。
ショア―イクスカーション等はすべてキャンセルとなり自動的に返金処理されるとのこと。
今晩はクリスマスキャロルが予定されているが????
多分、夕食も……パス??。
ひどいプレゼントだと船客たちは思っているかもしれません!?
我々?意外なことに明日のショア―イクスカーションも申し込んでいなかったし
出たとこ勝負と思っていたのであっけらかんとしております。