鹿児島から沖縄(735km)フェリーの旅
1日目:鹿児島空港に降り立ったところから旅は始まりました。幸い天気は晴れです。
私の旅の始めはいつも神社への参拝からなので、空港からタクシーで隼人に在る
鹿児島神宮へ、そして参拝後は隼人駅から鹿児島中央駅までJRの特急で向かいました。
鹿児島中央駅に着くと中央出口から地下道を通ってバスセンターへ、
そこから送迎バス(無料)で今夜のお宿である城山ホテルへ向かいます。
部屋からは桜島がきれいに眺められて最高です。
でも、このホテルを選んだのはもう一つの理由がそれは、
桜島を見渡せる大浴場と露天風呂です。
ただ、写真の掲載は出来ませんのでご想像にお任せしますが大満足です。
2日目:ゆっくり起床、8時前に素晴らしい朝食、そして幸いにも7月1日から再開したと聞き
鶴嶺神社、仙厳園、尚古集成館へ行き、ホテルに戻ってレイトチェックアウト。
午後3時過ぎに北埠頭旅客ターミナルへ向かいます。
北埠頭:鹿児島から奄美・沖縄航路は船によって鹿児島港の3つの異なった埠頭から出港します。
- “フェリー十島2”は南埠頭(水族館ある埠頭です)
- 奄美海運は北埠頭(種子島、屋久島行き高速船乗り場の近くです)
- 大型のマルエーフェリーとマリックスラインは鹿児島新港・沖縄フェリーターミナルと離れています。
なので乗船場所にご注意ください、今回の旅は“フェリーあまみ”なので❷の北ふ頭から
夕方の5時半出港となります。
そして、奄美海運とマルエーフェリーは系列企業で船体を見る限り同じデザインです
予約等は各々別ですからこの点もご注意ください。
また、乗船にはお電話でのご予約が必要です。
鹿児島北埠頭 左舷付け
バスで行くことも考えましたが便数が極端に少ない上に荷物もあるのでタクシーで向かいます。
【乗船】最初に体温測定、そして消毒後乗船申込書に必要事項を記入、提出、運賃の支払い。
乗船券をもらったら出港時間の30前ごろから乗船が始まります。
個室を利用の先客は乗船後インフォーメイションで乗船券と引き換えに鍵を受け取ります
なお乗船券は、下船時に回収されますので、それまで保管します。
つまり私のように個室を利用するとまずは乗船券をインフォーメイションで鍵と交換、下船前に
鍵を乗船券に交換し、下船時に回収されるのです。
なお、各船キャビンの設備は以下の通りです。
なぜ今回は奄美海運の“フェリーあまみ”を利用したの。
奄美航路にはマルエーフェリーの8,000トンとマリックスラインの5000トンと全て
大型フェリーです。
他方、乗船する“フェリーあまみ”は2,900トンと小型です。
ではなぜ?このフェリーを利用したのか?
誰しもがもつ疑問です。答えは、船キチだからです。
- 鹿児島〜名瀬間での“フェリーあまみ”利用客が少ない。
- 天文館近くの北ふ頭出港で喜界島の早町港に寄港する
- 鹿児島出港が本船は大型船より30分早い5時半なのに奄美入港は朝7時と2時間遅いのです。
つまり、天気にもよりますが明るいうちに桜島、長崎鼻、開聞岳、19時頃佐多岬の景色を
眺めることが出来ます。
そして、名瀬着時間ですが大型船だと朝5時に入港し下船では日の出が5時半頃なので
早すぎるのです。
つまり、明るいうちに鹿児島湾を出港し、明朝明るくなってから名瀬入港下船出来る上に、
喜界島へも寄港(明朝4時半入港・出港が5時で真っ暗な時間帯ですが)。
そして船が小さいので揺れやすいことから、船旅に慣れた人つまり船キチにピッタリの航路なのです。
勿論、サービスに関しては、大型船に見劣りします。
例えばパブリックスペースは、レストランはありますが最小限になっていて、
売店は無く必要なものは事前に購入して置く必要があります。
本船には大浴場はなく、シャワールームのみになっています。
ところで、次回鹿児島から大型船に乗るなら・・・、
マリックスラインの新造船「クイーンコーラルクロス」も一考かも。
マリックスラインが「クイーンコーラル8」(4,945総トン、1999年9月就航)の代替船として、
現在 全長約145m、幅24m、旅客定員:655 人車両搭載能力:トラック約 30 台(12m)、
乗用車約 44 台主機関出力:12,000kW×1基
速力:約 21.0ノットの新造船を内海造船にて建造中で2021年11月20日(土)鹿児島発予定と
なっていますから楽しみですね。
2021/06/28マリックスラインは26日、内海造船瀬戸田工場で新造船の命名・進水式を開催した。
次回に続く・・・。