鹿児島から沖縄(735km)フェリーの旅(その3)
3日目:
喜界島・(湾港)入港 左舷付け
まだ夜が明けきらない翌朝の4時30分に喜界島の湾港に入港です。
島は奄美大島の東に位置し、周囲50kmの平坦な島です。
調べるとサンゴを起源とする石灰岩で出来ている島でフィリピン海プレートの
潜り込みによって約12万年前に海底から島として現れた。
そして、今も年間約2mmで隆起を続けているとか。
そして奄美群島では与論島、沖永良部島と並んでハブがいない島だそうです。
改めて知った生活航路。
入港してから出港するまでの30分間ずーと見学していて
本船は喜界島に寄港する貴重な船便という事が分かりました。
鹿児島からは食料品、生活用品、建材とあらゆるものが船首部からはクレーンで、
そしてランプウエーからは3台の大型ホークリフトコンテナー荷物が
休みなく運び出されていきます。
尚、客船の寄港実績を調べてみると2015年にはぱしふぃっくびいなすが(接岸)初寄港
していました。
出港時には夜が明け始めていました。
奄美大島 名瀬07:00入港 左舷付け
あわただしく下船準備をします。鍵は返して乗船券を受け取ります。
写真でお分かりのように大変なのがスーツケースを持ってのタラップ乗下船でした。
今回は釣り道具等を持ってきたので仕方がなかったのですが。
とにかく奄美大島の7月は梅雨も明けて天気でした。
下船して直ぐにしたこと:
ターミナル出口で予約していたトヨタレンタカーの迎えの車に乗ってオフイスへ行きました。
この時点から思いスーツケース持ち運びする悩みも解消されました。
さあ、加計呂麻島に向かいます。そうですあの“男はつらいよ寅次郎、紅の花”の
ロケ現場に行ったのです。
名瀬港からは1時間と少々で瀬戸内町の古仁屋に到着です。
ここからかけろまフェリーで島に渡ります。着いたところが瀬相(港)。
映画では、この港の波止場でぼんやりしていた満男をリリーはあわれに思って車に乗せたのです。
諸鈍のデイゴ並木とリリーの家に向かいます。思いだします映画のあのシーン
そして最後にスリ浜に向かいます。
ここではリリーと満男のやり取りが、結局りりーの家に向かうのです
そして、泉(後藤久美子)が満男の真意を確かめるために奄美にやってきて
満男との海岸でのシーン、これがスリ浜です。
来てみて始めたあの映画を実感としてとらえることが出来ました。
感激です。それにしても、不便で大変。ここまで来るのが。
道は狭く、訳が分からない県道以下なので運転も大変でした。
撮影の苦労も良く分かりました。
忘れていました、瀬戸内町はクロマグロ養殖日本一の町だそうで、
加計呂麻島とのフェリーはTV番組の“72時間”や出川の“充電させてもらえませんか“の
奄美大島”縦断の旅で黒マグロ入り海鮮丼を食べ加計呂麻島が素晴らしいと聞き、
フェリーで島へ行き映画『男はつらいよ』で撮影に使用された「リリーの家」を
見学していました。
名瀬市に戻ると午後4時過ぎにホテルにチェックイン、
ホテルの部屋からは港が見渡せるのです。
今日はここまで。
4日目に続きます・・・。